2009年12月26日土曜日

エコひいきが増えています。

 2009年を振り返りますと、「エコ」というキーワードが随所で目立ったように思います。
 リーマン・ショックに端を発した世界経済の混乱で、最も打撃を受けたのが自動車産業でした。特に日本メーカが大半の収益を上げていた米国市場は、約1700万台程度の市場規模が、1000万台にまで落ちたと言われています。自動車は1台当たり約3万もの部品が使用されるため、自動車の販売不振による影響は計りしれません。
 その解決の糸口は「エコ」にありました。各国政府は環境性能に優れた車の販売に対して、減税や補助金の支給に踏み切りました。日本でも行われた、エコカー減税や補助金制度は皆さんも聞き馴染みのあることでしょう。そうなれば、自動車メーカーの競争の基軸は当然「エコ」にシフトしていきます。今年はトヨタ自動車の新型プリウスやホンダのインサイトが発売され爆発的な人気を博しました。来年は日産や三菱からも電気自動車の発売が予定されています。
 来年は「エコ」の波がさらに広まることが予想されますが、それによる経済効果よりも最終的には真に環境負荷を軽減しているのか、その効果にも目を向けていかなければなりません。

棚田 祥太(2009年を振り返って①)


本ブログは宮重ゼミ(国際10期生)による情報発信ページであり、富山高等専門学校ウェブサイトのコンテンツではありません。従って、運営にあたっては富山高専のガイドライン、プライバシー・ポリシーの対象外とします。


Copyright (C) by MIYASHIGE lab 2009 All rights reserved
.