2009年12月27日日曜日

今年一年を振り返って

 今年一年を振り返って、一番に思い浮かぶのは、日本漢字能力検定教会(以下漢検)が選ぶ、今年の世相を表す一文字です。今年のこの漢字は、「新」になりました。政権交代が行われたことや、裁判員制度や高速道路料金割引制度などさまざまな新制度がスタートしたことなどを反映し、この漢字が選ばれたそうです。また、国内ポータルサイト大手のニフティが、漢検と同様に今年の漢字を特設サイトで募集した結果、2009年を象徴する漢字として「変化の年」と感じた人が多く、「変」が選ばれました。
 日本の企業にも、今年の漢字と同様に不況を乗り越えようと、新しい対策をしたり、新しく安価な製品を売り出したりと、何かしらの対策を作り、変えてきている企業が多くあります。
 JALは公的支援による再建という新しい方法を選びました。また、外食店や百貨店などでも、消費低迷により不採算店の閉店が相次ぐようになりました。消費者は安い商品を求め、企業の値下げ競争がさらに激化しています。例えば、イオンのPB「トップバリュ」からは、880円のジーンズが発売されたり、価格を下げないと言っていた吉野家も他社が値下げ対策として、期間限定での値下げ対策をしたりしています。
 今後の日本の景気については、2番底が訪れるのではないかという懸念が持たれています。このまま不況が続けば、さらに家庭の消費活動の減少を招き、企業業績の悪化、雇用の悪化と、悪循環が続いてしまうでしょう。来年は、今年以上に不況を乗り越えていくために、企業が再び新しい試みをし、変わっていくことが必要かもしれません。

西尾 七恵(2009年を振り返って②)


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