2009年6月30日火曜日

CSRに「ものさし」は必要?

[ゼミ生紹介 Vol.4]
長澤 優花(ながさわ・ゆか)

■研究分野:企業倫理(CSR・SRI)
■研究テーマ:非上場企業がCSRで築く優位性―上場企業との比較において―(仮)

 資産の運用方法には、様々な方法がありますが、近年その中でも、CSR(企業の社会的責任)に対する投資、SRI(社会的責任投資)という投資方法に人気が集まっています。

 通常の投資では、売上や成長率といった具体的な数値を元にして、投資を行うことが多いですが、このSRIにはそのような数値がありません。すなわち、各企業のCSRを、測定、評価することが必要で、その測定のための「ものさし」を用意しなければならないのです。
 しかし、CSRが、人の集まりである企業によって行われる以上、企業によってCSRは異なるはずですし、各企業の独自性が浮き彫りになるはずなのです。
 そこで私は、このような基準ではかられることのない非上場企業のCSRに着目しました。非上場企業のCSRは、比較的自由で、独自性のあるCSRとなっているので、この異質性が何らかの優位性を築いているのではないか、というのが本研究のテーマであります。
 基準を守るがゆえに、同質性のあるCSRとなってしまう上場企業と、そうではない非上場企業-両者における特徴と、そこから得られる成果を、これから明らかにしていきたいと思います。  


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